先週末の話ですが、念願の夢が叶いました。
Youtubeで見ていたスターウォーズのサントラ、オーケストラ演奏。
いつか生演奏を見られたらいいなぁーと漠然と思っていました。
9月初めのある日、表参道駅でスターウォーズのポスターが目に止まり、年末公開のエピソードの宣伝かと思えば前作のポスター。
さらによく見れば、渋谷文化村、オーケストラ演奏の文字。
コンサートホールでの演奏チケットを自身で購入したのは初めて。
よく話に聞く、チケット入手苦労話がようやく分かりました。

文化村オーチャードホール

『Star Wars』の文字が映し出された巨大スクリーンの前には東京フィルハーモニー交響楽団。
このコンサートはオーケストラ演奏を聴くというより、フォースの覚醒エピソードを最初から最後まで見ながら全てのサウンドトラックは生演奏という、贅沢の極みを味わえる映画鑑賞会なのです。もしこんな映画鑑賞会を個人でできるとしたら、アラブの王様くらいでしょう。

開演

照明が落とされスクリーンには『Lucasfilm Ltd』のロゴ。
指揮者がゆっくりと指揮棒を持ち上げる。
20th Century Foxのファンファーレをもう聞けないのが少し悔やまれる。

そしてくるよ
あ、くるよ
キターーーーーーーー!!

あのサウンドと共に始まるオープニングクロール。
鳥肌総立ちで、目もうるうる。

19歳 - トロント・カナダ

スターウォースが誕生した年の1977年に私は生まれ、19歳になるまでスターウォーズの名前は聞いたことがあっても観たことはなかったのです。
その年、スターウォーズのNew Edition版が劇場で公開され、友人と観に行き自分が生まれた年にこんなに大きなスケールの映画が技術と情熱を持って作られていたことに感動。
翌年、この時の感動をエッセイにしてアメリカ西海岸のカレッジに入学。
今、自分がこんな風にスターウォーズを鑑賞できるなんてまるで夢のよう。

それから途中に休憩を挟みながら約130分間、映像と生演奏に浸る。
生演奏は決して映像の邪魔をすることなく、オーケストラがいることを忘れるくらい。
指揮者の前にはノートパソコンが置かれ、同じスクリーン映像が流れている。 その画面に赤・白・緑のライン、時には白い円が現れ演奏のタイミングを指揮者に知らせている。

映画が終わりエンディングクロール

照明が少し戻り、オーケストラが照らされると指揮者の動きはダイナミックなものに変わりラストスパートへ。
またしても鳥肌総立ち。 あまりにもかっこよすぎる。
ジョン・ウィリアムズは天才としかいいようがない。

あれから一週間。あの感動と興奮は消えません。
姪っ子と甥っ子がもう少し大きくなって、またこのような機会があったら是非二人を連れて行きたい!!