8月下旬、ピコーンと友人からfacebookメッセンジャーでメッセージが届きました。
「私の本能がダメ元で聞いてみなよって言ってるの。怒られるのは覚悟で聞いてみます。八丈島での映画のテスト撮影をインターンとしてお手伝いしていただけませんでしょうか?」
本能が返答しました。
「面白そう。是非、お手伝いできれば!」
それから4日後、劇団へオーディション内容を送り、7日後にオーディション+衣装揃え、それから2日後に八丈島へ出発しました。
演劇の世界に詳しくはないですが、通常こんなドタバタ準備劇はないそうです。
ドタバタ劇となった理由は2つ。
一つは中国で仕事をしているアメリカ人撮影監督の都合上、急きょ予定が前倒しになった。
もう一つは、フランス人監督がオーディション前日まで、日本の大学でGoサマーキャンプに参加していたから。
日本で撮影するんだから、日本の大学生と同じ時間を過ごし、日本の文化や思想を感じ取りたかったのでしょう。
そして八丈島。二日目の昼食後、コーヒーを飲みながら扇風機の風に当たり休憩をしていると監督が
「僕ね、ゴが好きなんだ」
ゴ?ゴって?
「囲碁のゴだよ。先週までインターナショナル、ゴ、サマーキャンプに参加していたんだ!僕なんか、まだまだ弱いんだけれど、世界中から囲碁好きが集うエキサイティングなキャンプだったよ!!」
・・・・・・・
Goサマーキャンプじゃなくて、碁サマーキャンプだったのね・・・・・
そして、しっかり水着を用意していた監督は八丈島の海でウミガメと15分一緒に泳ぎ、私はというと、出発前のドタバタで持ち物リストから水着という単語が漏れておりました。
最強の
一手です。