ワイン発祥の地

8000年前からワイン造りが始まったというワイン発祥の地、ジョージア。飲んだことはないけれど、知り合いのお姉さんがジョージアに仕事で住んでいるという話から、ジョージアはワインの発祥の地だということを知りました。

そして先週末、天王洲アイルでジョージア映画祭があることを知り、友人と『葡萄畑に帰ろう』というタイトルに惹かれて鑑賞に行ってきました!

私はボランティア

映画会場は天王洲アイルの船形施設内。入り口のチケット販売(机を出しただけの即席販売所)にいた中年の女性。チケット代金の1000円を払いながら、「私、これボランティアでやってるの!昨日も今日も。だから私、お金は一銭も受け取ってないの!ボランティアだからね。でもこうやって皆さんに来て頂くと嬉しいわ!」と早口にボランティアを猛烈アピール。あそこまでハキハキとした口調でボランティアアピールされると笑いが込み上げてくる。まるで来る客全員に亭主の愚痴を早口でこぼす定食屋のおばちゃんのよう。

映画タイトルと宣伝用広告はマッチしている

映画タイトル『葡萄畑に帰ろう』に見合った一瞬のシーンを切り取り、映画宣伝用写真に使ったんだね、というほど内容は想像と期待の枠をある意味超えたものでした。人によっては騙されたと思う人もいると思うけれど、見方によってはシュールな作品と言えると思います。脚本はあってないような、思いつきで撮影を進めたんじゃないかと思えるほどの急速な展開。政治家の権力や転落劇が話の筋にあり、まるでマグリッドの絵画を見ているような感覚。そこに子どもチャンネル向けの近未来テクノロジーシーンと、美女と野獣を思わせる調度品が踊るシーン。あの詰め込み、ごちゃ混ぜ感は何とも言えません!そしてタイトルにある肝心の葡萄畑シーンは最後10分くらいしかないのです、笑。

映画鑑賞後の食事

映画を観る前、友人と映画の後はワインに合った食事を食べに行こう!と話していたのですが、もうワインじゃなくてもいいよね?という結論に至り、新橋の餃子屋でニラたっぷりの焼餃子と紹興酒。シュールな作品のあとはこれに尽きます!!