言葉から生まれた絵
=先ずは行動!行動してもなにも変わらなかったら、次に考えてみるんだ!=

これは私の長年の友人、スイス出身のパトリックおじさんの名言から生まれた絵です。
彼は仙人のようで漫才師でもあり、自分の腹の底で感じる直感に従って行動する冒険家でもあります。

彼のことを手短に紹介すると、小学校3年生の時、バイクの修理中に誤まって薬品を吸い込み、集中治療室で半年間過ごす。
その後も入院生活が続き、退院後も学校へ戻ることはなかった。
自分の体力を取り戻すために登山を始める。
高校1年生の時、半年間だけ学校へ行ってみたものの授業には全くついて行けず退学。
その後、アフリカ、中東、中国を転々とし、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、英語に加え、アラビア語、中国語もマスターする。

パトリック37歳の時、アメリカ、カリフォルニア州サンタモニカにあるカレッジに入学。ここで私は彼と出会う。
入学当時、0.1 + 0.5の計算や、1/2 + 2/3の計算はできなかった。
サンタモニカカレッジを卒業後、バークレー工学部に編入。そこで彼の眠っていた数学の才能が芽を出す。
その後、マサチューセッツ工科大学→ハーバードケネディースクール→ケンブリッジ大学と、まるで大学巡りが趣味ですか?のごとく突き進んでいく。

そして、この名言は私がマレーシアで暮らしていた時、アジア一帯を移動しながら社会に存在するマイノリティー研究をしていた彼がふらっとマレーシアに立ち寄り、我が家に数日間滞在した時の会話の中で出た言葉です。
マレーシアで駐在妻としてボランティアや趣味に赴きながら、どこか悶々としていた私の心の中をしっかり見抜かれていました。
まずは行動!ということで、彼がインドネシアへ立ったのち、彼の名言にオランウータンのイラストを添えてTshirtを作ってみることから始めました、笑。

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Action comes firstができるまで


Mockup image provided by Anthony Boyd