記録として残すために
数年前、ミャンマー出身の友人から頼まれてロゴを制作しました。軍事政権から民主政権へとシフトしていく中、教育コンテンツを作って配信したい。そのためのロゴが欲しい。
彼女はこれから変わるであろう明るい母国の未来を想像し、意気揚々と夢を語ってくれました。
その時にプレゼントしたロゴがこちら。母国の彩色豊かな発展を祈願したColors。
あれから数年後、友人から再びロゴ制作の依頼がありました。
目的は軍政下で生きてきた人たちの声や経験を記録として残し、署名活動を行いたい。
Kyal Sin Zagar- Voices for Myanmar’s Spring
Kyal Sinは輝く星という意味。また、デモで亡くなった19歳の女性の名前でもあります。
Zagarは言葉という意味。
Kyal Sin Zagarに込めた願いは
We are all Kyal Sin in a way and I kinda feel in this movement we are all participating with our own lights for a brighter sky.
母国が民主化へ移行し、友人はやっと自分の時間を趣味である生花に当て始めた矢先のクーデター。別の友人も、長年の夢だった絵画を始め個展を開くまでになった矢先のクーデター。
1日も早く、彼女たちが再び芸術を堪能できる平穏な時が戻ってきますように。
そして、日本政府も日系企業も人権を第一に考えた対応をお願いします。
- 署名をイメージしてー星がペン先から落ちて紙に滲み出る
- 星がペン先から空中に飛び出てミャンマーの民人を照らす
- 現在の国旗に使われている赤・黄・緑の三色は2008年に国軍が無理矢理に変えたーということで色を変更


